08日 11月 2024
残り2カ月強で大幅に変化した生徒の話です。その生徒は同志社大学志望で成績は秋でも共通テスト系模試でも5割程度でした。このような成績だったので周りが過去問を始めていくなか、彼は11月下旬までしてもらいませんでした。実際11月下旬でもスタートできるような結果ではなかったのですが、受験日程を考えて仕方なく取り組んでもらいました。その結果、国語と日本史は5割以下。英語は3割でした。残り約2カ月で大丈夫かとかなり心配になったのですが、過去問をしてすぐに面談をすると本人は「〇〇を固めたらいけそうな気がする」と言ったのです。このような発言を今まで一度もした事なかった彼が初めて言ったのです。ちょっとした変化でしたが、考え方に課題のあった彼のこの発言で根拠はないが、何とか間に合うなと思えた瞬間でした。その後は学習姿勢も格段によくなり、結果合格となりました。 「もってる?」とは長らくかなり厳しい成績でしたが、合格者最低点ピッタリでの合格。合格した受験日の翌日にインフルエンザにかかって受験どころではなかったところです。成績不振でも気持ちが折れず、自分に合った学習方法を見つけ出せるとこういう事が起こるのですね
30日 10月 2024
前回のブログで少し触れた前任者の話です。彼は社内でも優しく面倒見はいいという評価でした。実際、赴任してみて、生徒から話を聞いてもよく話を聞いてくれていい人だという声が多かったです。ただ、実際引き継いだ生徒の指導をしていくと指導面でところどころ良くない点ができくるのです。日々の生徒への声掛けは私以上だったと思います。ただ、受験指導の内容については物足りない事がちらほらあったのでした。 よく塾選びする時のポイントとして面倒見の良さをあげる方が多くいてますが、面倒見の中身はどのようなものなのか、よく考えてみた方がいいと思います。途中で求めるものが変わることもあるかもしれませんね。
17日 10月 2024
10月に急遽他校舎で退職した職員の後任として担当した生徒の話です。 その生徒は立命館大学理工学部志望で、2・3回目の面談と時に近畿大学の公募推薦の相談を受けました。公募の考え方、ポイントを伝え、理解を示してくれました。その上で、私からアドバイスした確認事項をしてもらうと本人より公募を受けませんという話に。そして「このタイミングで受験しても合格する気がしない。思ったより全然基礎が定着していないからすぐにやり直したい」と話す。過去の模試からするとそれが妥当と判断はできましたが、模試の成績だけでは測れないよくなっているポイントがあるケースが受験生の秋にはよくあるので、ある確認事項をしてもらったのです。結果は模試の成績通りだった訳ですが。 ただ、自分の出来が思ったより悪かった事の気づき、それに対しするべき事を正しく気づき、学習方法を見直せたのは素晴らしく感じました。結果は立命館大学は不合格でしたが、近畿大学の一般入試は全て合格でした。模試の成績からしたら成功の部類に入る程の挽回だっただけにもっと早くにこの見直しができていればと思います。それと前任者がもっとしっかりしていてくれていたら・・・
07日 10月 2024
1・2年生にとってそろそろ来年の科目選択をする時期なってくるかと思います。 前職時代はこの時期はよく相談を受けたものです。 特に私立文系志望の2年生は大事で大学受験的にみて大切な事は特にこの2つです。 1つ目は志望校的にその選択した科目が使えるかどうかという事。 2つ目はどの科目が受験勉強をしていく上で、勉強をしやすく、または得点を取りやすそうに感じるかという事です。その科目が好きだから、一般論的に〇〇だから、その科目が定期テストでいいからという理由で決めようとしている人が多いかと思いますが、好きと高得点科目は一致しない事もあり、学校の定期テストが良くてもその結果通りに大学入試でも得点源になるとは限らないので、入念に確認をするべきだと考えます。 ここの選択は受験を優位にしていく為のポイントの一つだと私は思います。
29日 9月 2024
過去2名、関大志望で近大の公募推薦を合格し、その後気持ちが切れてしまった生徒がいました。公募で近大合格できれば、一般でも関大の合格は十分すぎる程可能性があるのですが・・・ 一人は先日のブログにも書かせてもらった人で関大を受験せず近大に進学した生徒、もう一人は近大を合格してから顔つきから取り組み姿勢も明らかに悪化した生徒で本人は気持ちは切れていないと言ってましたが、その変化はその生徒の友人が見ても明らかでした。関大の一般は受験しましたが、結果は不合格でした。浪人しなくてもいい安心感、両者とも近大は第2志望だったのである程度の満足感があり、完全に気持ちが切れてしまったのです。大学進学してからそのうちの一人と会う事があり学生生活を聞くと、非常に満足している様子で、充実感がとても伝わってきたので一安心できましたが。 こういった事例もあるのでその点も考慮し、公募推薦を受験検討されている方は活用してください。
23日 9月 2024
来月からは公募推薦の出願がスタートします。その公募推薦はメリットもデメリットもあるのでその点を考慮して出願を判断して欲しいです。 私が思うメリットは、一つ合格すると自信がつきそれからうなぎ登りに成績が上がるパターンです。また、第一志望の入試がある期間、第二志望以下の事を気にせず、本命対策だけに集中できる事もプラスに働くでしょう。 ではデメリットは?公募推薦対策をしている期間は第一志望対策はストップしてしまう事です。どれくらいの期間ロスしてでも受験するかをしっかり計画をたてるべきでしょう。この第一志望対策を公募推薦でロスする期間を作ってでも合格できたらいいですが、全て不合格になるとかなり悪い状況になります。自信を失う上、再度第一志望以外の対策をする期間を作る必要が出てくるからです。公募推薦の出願は安易に考える方も多く、関関同立目指す人なら公募では産近甲龍くらいはという発想で出願する人は割と返り討ちに合うケースがあるので、公募推薦からもどういう意図で出願するかを考える事が大事だと思って欲しいです。 試験慣れ、みんなが受験するからという理由の公募受験は意味がないのでしない方がいいでしょう。
15日 9月 2024
偏差値が40台前半の高校の生徒で関西大学を目指していた生徒の話です。9月に3者面談をする事になり、その時に本人より「学校休んで、昼から自習しにきていいですか?」と言ってきました。学校休んで通塾は認めてなかったので断ったのですが、普段からそういう事を話してくるタイプの生徒ではなかったので理由を聞くと「休み時間中心に、うるさくて自分の勉強をできる環境じゃなくて・・・」との事でした。受験勉強を頑張っている生徒に最低限の学習環境は与えてあげて欲しいなと思いました。 その生徒は公募推薦で近畿大学に合格し、そこで満足し関西大学は不受験で進学しました。公募で近大合格できたので順調にいけば関大も合格できたと思えるのですが・・・ ただ、そのような環境での合格は本当に立派だったと思います。
09日 9月 2024
8月末に志望校変更したいと言ってきた人の話です。「どこに?何故?」と聞くと「どこかはまだわからない。理由はそこに魅力を感じなくなったから」との事。関関同立のある大学・学部を志望していたが、このような相談をしてきました。成績はまだ関関同立に合格できる程の成績ではなかったが、それまでの取り組み内容的に挽回は十分すぎる程でした。 次の相談として「いつまでに決定したらいいか?」「どのように決めればいいか?」といったものであったが、「どのように決める?」がこの時期に聞かれると困りました。そこで提案したのが、後期の授業が始まってから各大学を見に行ってみては?といったものでした。普段の学生がいるキャンパスを見学する事がキャンパスライフをイメージしやいだろうといったもので本人も快諾。9月中に関関同立全てに見学にいき、本人が本当に志望したい大学が見つかり、志望校の最終決定をしました。秋からはようやく成績もついてきて、学習内容も一段と良くなり無事志望校に合格できました。大学生やキャンパスの雰囲気を感じたいなら彼がしたような大学の授業がある日の大学見学なんかありかもしれませんね。
01日 9月 2024
2学期が始まりましたね。2学期になり受験生に時々発生するのが志望校変更です。行きたい大学・学部が本当に変わったのであれば素晴らしい事だと思います。 ただ、成績不振の場合は絶対に避けて欲しいです。 夏休みに思うように成績が上がらず、友達が成績が伸びたのに自分はそれほどではなく焦ってしまい、そこに学校や塾の先生、または両親から「無理せずに志望校、変えてみたら」なんか言われると最悪です。 このような事で変更(下げる)すると下げ止まらなくなるケースが圧倒的に多いです。 モチベーションが大きく下がりがちです。下げた志望校で目標設定をすると上昇志向が失われます。下げたという事での劣等感も生まれてくるとどうしようもなくなります。 では、どうしらたいいか?ちょっとした事でもいいので自信をつけてくれる人の指導を受ける事。再度、元々の志望校への合格シミュレーションを作り直し、そのイメージに乗った学習をするしかないように思います。 入試まで4カ月以上あります。志望校を変える事を考えるくらいなら、もう一度どうしたら成績が上がるかを感がえる方が有益でしょう。
22日 8月 2024
志望校選びの一つのポイントとして就職に強い大学という方は多くいらっしゃいます。では就職に強い大学とは?就職率も一つのポイントだと思いますが就職先も一つのポイントになると思います。 8月20日に発売されたサンデー毎日9月1日号には、最新のどの大学がどの企業に何人就職したかのデータが載ってます。全大学、全企業ではありませんが・・・ 社会人なら殆どの人が知っているような優良企業・大企業であっても高校生では知らない事も多いです。五大商社のうち、ある一社の会社名を正しく読めない高校生はざらにあったりします。ご家族の方が見てあげて、お子様にアドバイスしてあげるのもいいかもしれませんね。

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