偏差値が60程度で同志社大学への進学者数が毎年20人程度の高校に通っていた同志社大学に合格した生徒の話です。学校の成績は上から1/3くらいでした。その生徒が春のマーク模試で政治経済が4割を切り、本人より学校の成績が悪く受験勉強を始めたのが遅かった友達にも点数を負けたのでした。かなり動揺した表情をし、初めて「もう無理」と投げやりな言葉を吐いたのです。同志社に合格する為に早くから準備をしていた生徒だったのでショックだったのでしょう。ただ、私は当日には「模試の分析をして明日面談しよう」と一声かけただけでした。翌日来校した時には昨日から一変、笑顔で「今までしてきた事が間違いではなかった」と話し、もっともな理由も言えてたのです。
悪い点数は褒められたものではないが、今後の学習方法として素晴らしい気づきができたのでした。
それ以降は点数に振り回される事なく本人なりの学習スタイルを確立し、結果同志社大学は全勝となりました。