残り2カ月強で大幅に変化した生徒の話です。その生徒は同志社大学志望で成績は秋でも共通テスト系模試でも5割程度でした。このような成績だったので周りが過去問を始めていくなか、彼は11月下旬までしてもらいませんでした。実際11月下旬でもスタートできるような結果ではなかったのですが、受験日程を考えて仕方なく取り組んでもらいました。その結果、国語と日本史は5割以下。英語は3割でした。残り約2カ月で大丈夫かとかなり心配になったのですが、過去問をしてすぐに面談をすると本人は「〇〇を固めたらいけそうな気がする」と言ったのです。このような発言を今まで一度もした事なかった彼が初めて言ったのです。ちょっとした変化でしたが、考え方に課題のあった彼のこの発言で根拠はないが、何とか間に合うなと思えた瞬間でした。その後は学習姿勢も格段によくなり、結果合格となりました。
「もってる?」とは長らくかなり厳しい成績でしたが、合格者最低点ピッタリでの合格。合格した受験日の翌日にインフルエンザにかかって受験どころではなかったところです。成績不振でも気持ちが折れず、自分に合った学習方法を見つけ出せるとこういう事が起こるのですね。